系列会社にも当てはまるが、東映の作品は基本的に中身より量をメインとしており、「数打てば当たる」のごとく企画などは常に見切り発車の状態で実行されている。東宝や松竹よりも低予算で最大限の効果を得ることを旨とし、実際に50年代から70年代にかけて興行成績において勝利している。
その原動力となったのは、岡田茂体勢で確立した利益優先主義による作品の多ジャンル化である。
またテレビ作品においては骨格作りよりも視聴率や映画製作資金の獲得を最優先しており、その状況次第で作品の傾向を変えることが多い。
映画・テレビ作品とも当たった作品はすぐにシリーズ化され、そのほとんど10年ないし20年は続く長期シリーズとなっている。(「網走番外地」、「仁義なき戦い」、「仮面ライダー」、「暴れん坊将軍」、「はぐれ刑事純情派」など)。
また近年では構成派のプロデューサーが多く、作品の製作において絶対的権限を示す者も少なくない。
また自社特撮作品のレギュラー出演者が終了後に自社の映画・一般向けテレビ作品に複数で招かれるケースも多い。
オープニング
東映映画のオープニングといえば3つの岩に荒波が打ち付け、三角形のロゴマークが飛びだすシーンが有名で、アニメ・ゲームやバラエティでしばしばパロディにされる事もある。ちなみに1970年代のヤクザ映画全盛期には、莫大な興行収入を得ながらもスタッフやキャストへの金払いが悪かった事、強引なブッキングを強いた事などから、「東映の三角マークは義理欠く恥欠く人情欠くの三欠くだ」と揶揄された。
3つの岩は、東映の前身である東京映画配給、太泉映画、東横映画の3社の統合と結束をイメージしている。
社内での正式な呼び名は「荒磯に波」である。撮影場所は千葉県銚子市犬吠埼とされている。1957年頃から映画のオープニングに登場するようになった。現在使われているものは4代目になる。
現在のオープニングは、CG加工された画面が現れた後、一転して波しぶきが岩にかかるおなじみのシーンに変わる。そこにはすでにロゴマークがあり、かつてのように岩の合間から飛びだしてこない。
京都の俳優会館
京都の撮影所の俳優会館には大物俳優のみが個室を持つ事が許されるとされ、里見浩太朗、北大路欣也、松方弘樹他数名が現在占有しているとされているが、たった一人だけ来ないのに名札の掛かっているのは高倉健であるという。なお「日本の首領」で三船敏郎、佐分利信、片岡千恵蔵が同じ場面で競演した際には、挨拶の順は1)三船(1920生、戦後デビュー)が二人に挨拶し、2)次に佐分利(1909生、1931デビュー)が片岡に「佐分利でございます」と挨拶して3)最後に千恵蔵(1903生、1927デビュー)が「おう」と返事を済ませて大物同士の挨拶が済んだとされる。
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